菊池初4安打「勝ちにつながる仕事を」

 「セCSファイナルS・第1戦、巨人3‐2広島」(16日、東京ド)

 敗戦の中で輝きを放った。4安打を放ち、俊足を生かして盗塁も決めた。阪神とのCSファーストS2試合で7打数4安打。勢いそのままに、広島・菊池が王者・巨人を相手に存在感を見せつけた。

 2‐0の三回。先頭打者で打席に立つと、三塁内野安打で出塁した。2‐1の五回2死には中前打。七回にも左前打を放ち、猛打賞をマークした。

 勢いは止まらない。2‐3の九回2死一、二塁。一打同点の場面で、三遊間への深い打球で遊撃内野安打をもぎとった。二塁走者・赤松が三塁をオーバーランしてタッチアウト。あえなく試合終了となったが、最後まで球場を沸かせた。シーズンでは1試合3安打が最高。自身初の4安打に野村監督は「乗っていた。打てるイメージがあった」と称えた。

 機動力も見せつけた。七回2死一塁だ。山口のモーションを完全に盗み二盗に成功。さらに暴投も絡み、一気に三塁を陥れた。「行けると思った」。得点にはならなかったが、巨人バッテリーに嫌なイメージを受け付けたことは間違いない。

 第2戦先発は菅野が濃厚だ。レギュラーシーズンでは17打数1安打と抑え込まれた。だが「メッセンジャーを打ったし」。ファーストS第2戦で、今季18打数1安打だった右腕から中越え二塁打。何が起こるかわからない短期決戦。苦手意識はない。

 CS3試合で12打数8安打、打率・667。「負け方は悪くない。明日は勝ちにつながる仕事をしたい」。力強い言葉が頼もしい。

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