松山10日に結果出しCSスタメンじゃ
広島・松山竜平外野手(28)が9日、阪神とのCSファーストSでのスタメン出場を誓った。シーズン終盤に調子を落としたが「(打撃の)感触は悪くはない」と前を向く。10日の社会人・JFE西日本との練習試合で結果を出し、定位置を確実なものとする構えだ。
力強く言い切った。チームとしても自身としても初めてのCS。松山は「試合に出るかベンチで見るかは大きく違う。スタメンで出たい」と鼻息を荒くした。
今季は123試合に出場。92試合に先発し打率・282。チーム3位の52打点を記録した。だが「結果欲しさにボール球に手を出してしまった」。ラスト5試合はわずか3安打と、不本意なままシーズンを終えた。
10日はCS前、最後の実戦。社会人・JFE西日本との練習試合だ。8日の同チームとの一戦では、代打で出場し2打数無安打。それだけに「僕にとっては大事な試合。いい打球を打ちたい」と意気込んだ。
初戦となる12日の先発は、右腕メッセンジャーが濃厚。野村監督は今季、右投手が先発のとき、左打者を積極的に起用してきた。松山にとってはアドバンテージだが、結果を出し指揮官の心をさらに射止めたい構えだ。
この日は、休日を返上しマツダスタジアムでランニングやストレッチなどで体を動かした。「ここまでやってきた自信がある」と背番号37。スタメン出場を勝ち取るため、存在感をみせつける。