野村監督攻めて負けた…早め代打策不発

 「DeNA10-1広島」(8日、横浜)

 広島がCS争いのライバルを蹴落とせなかった。DeNAとの最終戦を1‐10の完敗で終えた野村鯉。13勝11敗と勝ち越しこそしたが、この日の敗戦でDeNAとは再び2ゲーム差に接近。中日を合わせた三つどもえ状態に拍車を掛けてしまった。

 試合開始直前に土砂降りの雨。11分遅れで試合は始まり、二回表終了後には強雨で17分間の中断もあった。ただ両軍とも条件は同じ。今井は失投を痛打されて2点を失い、DeNAの須田を鯉打線は攻略できなかった。

 序盤から2点を追う劣勢だったが勝利への執念は見せた。野村監督は五回の今井の打席で代打を送り、早めの継投策を選択。「今井に競った展開で長い回を投げて欲しかったが、相手打線に左打者が続くし、早めに点を取りたいのもあった」。ただ打線は沈黙し、救援陣は3被弾と崩壊した。

 指揮官が敗戦のポイントに挙げたのは2点を追う六回の攻撃だ。無死一、三塁でエルドレッド、キラの場面で、結果は浅い中飛と犠飛。同点あるいは逆転の好機だっただけに、「相手投手が怖がっているところで犠飛の1点ではね」とため息をついた。

 特にキラの状態は深刻だ。四回1死一塁で見逃しの3球三振に倒れた打席を指摘し、野村監督は「バットが出ないのか、球が見えていないのか…今後の起用は相手を見て考えたい」と話した。10日からは最下位ヤクルト戦。CS争いから抜け出すためにも3連勝を狙うしかない。

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