鯉打てん6安打…今季8度目完封負け

 「広島0-2DeNA」(28日、マツダ)

 あっさりした負けぷりだった。淡々と9イニングの攻撃をこなし、一度も本塁を踏むことなく敗れた鯉打線。8月8日の阪神戦以来、17試合ぶりの完封負けだった。広島・野村監督は悔しさをかみ殺し、「完封だろうが負けは負け」と平静を装った。

 チャンスはあった。二回には2本の安打で1死一、三塁と先制の絶好機を迎えたが、石原がスライダーを打たされ、最悪の二ゴロ併殺。五回には無死一塁で、今度は木村が二ゴロ併殺。木村は「何とか最高の形にしたかったが…」とうつむき、指揮官は「チャンスで併殺が2つ。もったいなかったが、打てなかったのはうまく投げられたから」と選手をかばった。

 終盤にも好機はつくった。八回には2死から天谷の四球と丸の二塁打で、二、三塁。一打同点の場面だったが、菊池が三ゴロ。九回も1死からキラが二塁打を放ったが、後続から快音は聞こえなかった。

 球宴以降はつながりが出始め、集中打も続いていた。前日にはDeNAのエース三浦を攻略。打線の状態はよかったはずだが、この日は三浦より力の落ちる須田を打ち崩すことができなかった。

 今季8度目の完封負け。ここにきて打線の沈黙は気になるが、野村監督は「打撃コーチと相談して、しぶとさを出していきたい」と、もう一度むちを入れ、発奮させるつもりだ。このまま打線の沈黙が続けば昨年の二の舞い。それだけは避けなければならない。

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