岩本代打逆転V弾!CSへGO砲じゃ

 「DeNA4-6広島」(17日、横浜)

 広島・岩本貴裕外野手(27)が代打逆転弾を放ち、チームを2連勝に導いた。2点差を追う六回、堂林の適時二塁打で1点差とした後、左中間席に豪快な4号2ラン。起死回生の一発で、3位争いのライバルであるDeNAを退けた。この勝利で4位・中日とのゲーム差は1・5に。夢のCSへ、このまま一気に駆け抜けろ!

 はやる気持ちを懸命に抑えた。出番は六回だった。1点差に迫り、なお2死二塁。バリントンの代打で打席に入ろうとした岩本は心の中の雑念を消した。来た球を打つ‐。1ボールからの2球目。コーコランの高めに浮いた145キロ直球を打ち返した。打球は高々と美しい放物線を描き、そのまま左中間のスタンドに吸い込まれた。

 鯉党で真っ赤に染まった左翼席は、その瞬間、歓喜に沸き返った。鮮やかな逆転2ラン。一振りで試合をひっくり返したヒーローは、大きな体を揺らし、信じられないといった表情でダイヤモンドを1周した。

 7月31日のDeNA戦(マツダ)以来となる今季4号。ただ、うれしさよりもホッとしたというのが本心だった。「とにかく力まないように、自然と振ろうと思った。練習の時には変な部分は出ないのに、試合では出てしまっていた。打ってやろうと変な部分が(打席で)入っていたので、今日はその気持ちから一歩引きながら打席に入った」。精神的な余裕が生んだ一発だ。

 ライバルの存在が岩本に焦りを生んだ。5月に1軍初昇格後、スタメンに名を連ねた時期もあったが、徐々に打撃が狂いだし、6月28日に2軍に降格。岩本の打撃不振とは逆に、打撃が上向いてきたのが松山だった。

 長打が持ち味の左打者で守備も同じ外野。さらに体形も似ており、完全にキャラクターが“かぶっている”2人。春季キャンプから2人セットで同じ練習メニューが組まれ、常に競い合っていた。それだけに「いつもチーム内で比較される存在だったし、(松山の)活躍は正直悔しかった」と、結果の出ない自分へのいら立ちを感じていた。

 現在も松山はレギュラーで、自分は控え。それでも岩本は「少ないチャンスで結果を出すしかない。この本塁打がきっかけになれば」と焦りや邪念を消し、目の前の打席に集中するつもりだ。4位中日とのゲーム差も広がり、1・5。これからもガンちゃんが打ちまくれば、CS進出への扉がもっと大きく開いてくるはずだ。

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