武内2回わずか23球KO…2者連続被弾

 「広島1-3阪神」(5日、マツダ)

 プロ初勝利を狙った広島・武内が、わずか23球で散った。今季3度目の先発。初回は坂、大和、鳥谷を9球で料理する上々のスタートを切ったが、先制点をもらった後の二回、一発攻勢に沈んだ。

 まず1死無走者で、新井に直球を左中間スタンドに運ばれた。続く今成にも直球を右中間席へ被弾。連続ソロで試合をひっくり返された。

 直球は140キロに満たず、球威もない。6月28日の前回対戦では六回終了まで虎打線を無安打無失点に封じたが、2試合連続の快投は許してくれない。1点を追う二回の攻撃で代打・迎を送られ、2回2失点で早々の降板となった。

 「ベンチの判断。球が来ていないし、バランスも悪かった。つかまるのは見えていた」と野村監督。本人も「悪いままズルズルいってしまった。フォームもバラバラだった。抑えようと力んだ。三回以降に修正するつもりだったけど」と悔やんだ。1軍舞台の非情さを、身をもって痛感させられた。

 前回登板は7回1失点で勝ち投手の権利がありながら、リリーフ陣が打たれて初星を逃した。「徳島は阪神戦が中継されるので、地元の人たちからたくさん連絡が来た。親からも『頑張ったな』と言われた。両親に次こそ白星を贈りたい」。こう意気込んでいたが、またも初勝利には届かず。「前回が良かっただけに変わりすぎ」とは山内投手コーチ。6日から中継ぎに回ることが決まった。

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