ソフトバンク・東浜巨 無償トレードで広島へ 両球団基本合意 17年最多勝右腕、右肩違和感で今季1軍登板なし
ソフトバンクの東浜巨投手(36)がトレードで広島へ移籍することが5日、分かった。交換要員や金銭が伴わない移籍で両球団は基本合意しており、6日にも発表される。通算成績は180試合に登板して76勝46敗、防御率3・30。14年を過ごしたチームを離れ、新天地で再出発を図る。
2年連続で日本一を達成したチームからの、電撃的なトレードだ。東浜は、沖縄尚学高時代の2008年のセンバツでエースとして優勝すると、亜大でも活躍した。12年度のドラフト1位で入団したソフトバンクでは、17年に16勝を挙げて最多勝に輝き、リーグ優勝と日本一に大きく貢献。22年5月11日の西武戦では、本拠地のファンの前でノーヒットノーランを達成した。
昨オフには、1軍の舞台で投げたいという思いから、23年に取得した国内FA権を行使。ただ、正式なオファーは届くことなく、今年の1月に残留を決断した。覚悟を決めて14年目の今季に挑んだものの、右肩の違和感で開幕から出遅れると、結果的に自身初の1軍登板なしに終わってしまった。ファーム西地区では12試合の登板で6勝4敗、防御率2・37と安定した結果を残していたが、若手の台頭が続いたチームにあって、苦しい立場となっていた。
新天地となる広島は今オフ、通算60勝の森下が国内FA権の行使を表明し、同65勝の床田も国内FA権の行使を決めた。宣言残留が認められているとはいえ、方向性が見えない中、ソフトバンクの黄金時代を支えてきた経験豊富なベテラン右腕の獲得は、今季4位からの巻き返しを期すチームにとって、プラスとなりそうだ。
◆東浜 巨(ひがしはま・なお)1990年6月20日生まれ、沖縄県出身。36歳。182センチ、81キロ。右投げ右打ち。沖縄尚学3年センバツで優勝。亜大を経て12年度ドラフト1位でソフトバンク入団。17年には16勝を挙げ最多勝。今季は1軍戦登板なしに終わった。
