巨人・松井新監督“1号”野球教室で推定110メートル「上出来ですね」秋季Cでは知念に初ゴジラ塾「いつでもウエルカム」
巨人の松井秀喜監督(52)が1日、川崎市内の「ENEOSとどろきグラウンド」で行われた野球教室で“監督1号”を放った。右翼に構える「必勝旗」にぶち当てる推定110メートル弾は、来季に見せたい必勝ロードへつながる予兆。午前中の秋季キャンプでは知念大成外野手(26)から質問を受けて初指導も行うなど、初ものづくしの一日となった。
子どもたちが鳴らす手拍子の中、松井監督はバットを振り抜いた。夕日が沈みかけた空へ大きな放物線を描く。「上出来ですね」。6スイング目に飛び出した推定110メートル弾は右翼の必勝旗に着弾。これは偶然か、必然か-。子どもたちの笑顔に両手を突き上げた。
10月23日、新監督に就任してから怒濤(どとう)の1週間が終わった。この日に行われた野球教室では40人の小学生相手に打撃投手を務めては260球の熱投。痛烈なライナーには大の字で倒れ込むなど、サービス精神旺盛で盛り上げる。恒例の実演披露では「それを見せるために頑張っていますので」と鮮やかな“監督1号”を描いた。
大暴れした伏線はこの日の午前中にある。秋季キャンプの第1クール最終日も、徹底して情報収集。屋外の打撃練習ではケージの横や真後ろなど、あらゆる方向から確認。岸田や萩尾らの打撃に目を光らせていた。だからこそ6スイング目の一発に、「朝から選手たちの鋭いスイングを見ていたからイメージにあったんじゃないですかね」と充実感が笑みになった。
中でも打撃練習終わりの知念から質問を受け、今秋キャンプ初のゴジラ塾が開講。「ホームランの打ち方を教えてください」の直球質問に身ぶり手ぶりで5分間、助言を送り続けた。「うまくなりたい、成長したいっていう気持ちはあるでしょうから。そういう意味ではいつでもウエルカムですよ」と歓迎。「みんな一緒に成長していこうってことです」とうなずいた。
初本塁打に、初の打撃投手、さらには初指導と初ものづくしにわいた秋晴れのグラウンド。実りの秋は必勝ロードにつながっている。
