甲斐が楽天移籍 巨人FA加入2年で電撃金銭トレード「僕自身勝ちに飢えているところがある。やっぱり勝ちたい」
巨人の甲斐拓也捕手(33)が楽天に金銭トレードで移籍することが30日、両球団から発表された。2024年オフに国内FAで加入した経験豊富な捕手の電撃移籍。「本当にたくさんの経験をさせてもらった。ものすごく財産になった」。募る寂しさをこらえ、感謝の思いが言葉に伝った。
苦しんだ2年間だったかもしれない。5年総額15億円の大型契約(金額は推定)で、阿部前監督の背番号「10」を継承。新天地でのさらなる飛躍を誓うも、25年夏に右手中手骨骨折で無念の離脱。今季はオープン戦で結果を残せずに10年ぶりに開幕を2軍で迎えた。13試合で打率・100。多くの時間を2軍で過ごすも腐らない姿勢が、若手選手の見本でもあった。
水野編成本部長は「せっかく来てもらったんですけど、なかなか出場機会がなかった。何とかいい形で選手がまた今後も活躍できる場を、と思った」と移籍に至った経緯を説明。楽天の石井GMは仙台市内で「勝者のメンタリティーを持っている捕手。広い視野でチームを鼓舞してくれると思う」と期待を寄せた。
バッサリと髪を切った甲斐の言葉は熱を帯びた。「僕自身勝ちに飢えているところがある。やっぱり勝ちたい。喜びたいし、大変な思いもしたい」。首脳陣やチームメートからは背中を押してもらう言葉をかけられた。11月に34歳を迎える男の新たな挑戦でもある。顔を上げ、新天地で再び輝きを取り戻す。
◆甲斐 拓也(かい・たくや)1992年11月5日生まれ、33歳。大分県出身。170センチ、87キロ。右投げ右打ち。捕手。楊志館から10年度育成ドラフト6位でソフトバンク入団。13年11月に支配下登録。プロ初出場は14年6月7日・広島戦。24年オフに国内FA権を行使して巨人移籍。ゴールデングラブ賞7度(17~22、24年)。ベストナイン3度(17、20、22年)。19年プレミア12、21年東京五輪、23年WBC日本代表。
