ソフトバンク・山本祐独壇場3打点!今季途中トレード加入、6月手術で一時離脱 激動の1年有終の美「勝つことだけを考えて成長できた」

 「SMBC日本シリーズ2026・第4戦、ソフトバンク4-2DeNA」(28日、みずほペイペイドーム)

 「SMBC日本シリーズ2026」は28日、みずほペイペイドームで第4戦が行われ、パ・リーグ3連覇のソフトバンクがDeNAに4-2で逆転勝ちし、4連勝で2年連続日本一に輝いた。0-2の四回に山本祐大捕手(28)の2点三塁打と柳田悠岐外野手(38)の適時打で計3点を奪い逆転。最高殊勲選手(MVP)には正木智也外野手(26)が選ばれた。通算13度目(南海、ダイエー時代を含む)の制覇で、パ最多の西武(西鉄時代を含む)と並んだ。今季ポストシーズンはCSから負けなしの7連勝で、日本シリーズは昨年第2戦から8連勝となった。

 山本祐大捕手の独壇場だった。0-2の四回2死二塁で前打者の栗原が申告敬遠。割れんばかりの「祐大」コールに気持ちが熱くなる。追い込まれてから、速球を捉えて同点打。今季途中に電撃トレードでDeNAから加入した正捕手は三塁上で両拳を握り、雄たけびを上げた。六回は犠飛で守備でも好リード。激動のシーズンを有終の美で飾り「勝つことだけを考えて成長できた」と笑った。

 2024年にベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。DeNAの正捕手だった5月、球団に呼び出された。「ポジティブな人間ではない。でも、不安を投手に感じさせるのは良くないこと」と覚悟を決め、無我夢中で新たな仲間を予習。トレード翌日には福岡でマスクをかぶり、持ち味の感性を大事にして試合に出続けた。

 6月には左手の手術で離脱。交流戦に満足に出られなくてもセ・リーグの経験を投手に伝え、献身的に支えた。復帰には数カ月かかると思われたが約1カ月で戻った。ポジションを争う海野の取り組み方も変化し、小久保監督は「プラスになっている。祐大の影響ではないか」と目を細める。

 近藤にアドバイスをもらい、急激に打力も向上した。「想像ができない1年を過ごした。来年もまた(この舞台に)立てるように一生懸命やっていく」と力強い。常勝軍団の欠かせないピースとなった。

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