【藤田平氏の眼】DeNAは延長十一回先頭の柳田の打球が一塁線を抜かれてはいけなかった 1死二塁で登板した7番手の馬場も誤算
「SMBC日本シリーズ2026・第1戦、DeNA1-3ソフトバンク」(24日、横浜スタジアム)
パ・リーグ3連覇のソフトバンクがセ・リーグ3位から勝ち上がったDeNAとの延長戦を3-1で制して先勝した。同点の延長十一回に庄子雄大内野手(24)の左翼越え適時二塁打で勝ち越し。DeNAは八回に牧秀悟内野手(28)がシリーズ1号となる同点ソロをバックスクリーンに放った、ポストシーズン初黒星を喫した。デイリースポーツ評論家の藤田平氏は「延長十一回先頭の柳田の打球が一塁線を抜かれたのが勝敗の分岐点」と指摘した。
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延長十一回先頭で打席に立った柳田の打球は一塁線を破る二塁打となった。ここが勝敗の分岐点と言えるだろう。接戦の展開となった場合、一塁手と三塁手はベース寄りに守り、絶対にライン際を抜かせないのがセオリーとなる。必ず二塁打になってしまうからだ。
DeNAはデータを基に極端な守備シフトを敷いており、この場面では佐野も一塁線寄りに守っていたとは思うが、もっと詰めていてもよかった。結果的に二塁まで進んだ走者が、庄子の適時打で決勝ホームを踏んだ。
佐野は直前の延長十回2死二、三塁で空振り三振に倒れていた。サヨナラ機を逃した悔いや反省が頭に中に残っていたのかもしれない。切り替えられないまま守備に就いていたようにも見えた。
クライマックスシリーズ(CS)ファイナルSでMVPに輝いた庄子は日本シリーズでも鍵を握る存在となりそうだ。ただ、DeNAとしては1死二塁の場面で登板した7番手の馬場が誤算だった。代わりばなの初球で山本祐に死球を与えた影響で、インサイドを突けなくなってしまった。次打者の庄子に対しては初球から甘く入ってしまい、2球目の外角直球を適時打とされた。
延長十一回には、そういった勝負の綾がいくつかあり、それを逃さなかったソフトバンクが日本シリーズの初戦を制した形となった。
