戦力外の藤浪晋太郎 田中将、ダルビッシュの“育ての親”佐藤義則氏「制球難克服の処方箋はある」

 DeNAの藤浪晋太郎投手(32)が戦力外通告を受けた。昨季途中にマリナーズ傘下3Aで自由契約となり、加入したが、今季はわずか3試合の登板で0勝1敗、防御率6・30。課題の制球難は克服できなかった。デイリースポーツ評論家の佐藤義則氏が「ポテンシャルはあるだけに、このまま終わってしまうのはもったいない」と言及。巨人・田中やパドレス・ダルビッシュの“育ての親”でもある名伯楽は制球難克服ための「処方箋はある」と指摘した。

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 藤浪が戦力外となった。制球難でストライクが入らないという、何年も抱えてきた課題がまったく修正されていない。現状では他球団から声がかかる可能性も低いだろう。使う方も怖い。いい投球をしていても突然、コントロールがおかしくなるのだから、これでは安心して使えない。

 コントロールが悪いだけでなく、ボールがすっぽ抜けて右打者に当ててしまうケースも多い。本人も「抜けたらどうしよう」というのが常に頭にあるので、思い切って自分のボールを投げ切れていない。150キロ以上のボールがありながら、コンスタントにそれを投げることができない。

 技術的なことを言うと、手足が長くステップも広いので、バックスイングで腕が遅れがちになりやすい。腕が前に出てこないから、どうしても抜け球になってしまう。スライダーは腕が下がったりして抜けやすくなる。バックスイングを早く上げたり、コンパクトにするなど、腕が振り遅れないための「処方箋」はいろいろあるのだが、残念ながら、これまでの藤浪は的確な指導をしてくれるコーチに出会えなかったということだろう。

 言うまでもなく、ポテンシャルは高い。年はまだ32歳。今も普通に150キロ以上のボールを投げるし、スライダーにしてもフォークにしても一級品のものを持っている。このままユニホームを脱ぐことになれば本当にもったいない。正しい指導を受けられれば、まだまだ復活は可能だ。

 昔から阪神ファンの人たちから「ヨシさん、藤浪をなんとかしてよ」とよく言われていた。今はテレビ画面越しに見ているだけなので細かいところまで分からないが、実際に目の前で投球を見て欠点を一つずつ直していけば、制球難は解消できるんじゃないかと思う。いろんな球団でコーチをしてきて、制球に苦しむ投手もたくさん見てきたので直し方も分かっているしね。素晴らしい投手なだけに、なんとか復活して、もう一度スポットライトを浴びる舞台で投げてもらいたい。

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