5連続安打で無得点に終わったチームは?【プロ野球記録企画】
デイリースポーツの記録担当がプロ野球のさまざまな記録をひもとく新企画「記録の向こう側」(随時掲載)がスタート。今回は5連続安打で無得点に終わったチームを取り上げる。
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1963年8月14日、日生球場での阪急-近鉄戦で、初回から珍記録が生まれた。
先攻の阪急はまず、先頭のロベルト・バルボンが右前打で出塁したが、二盗に失敗したため1アウトとなった。
2番の岡嶋博治が中前打を放ち、1死一塁。続く3番の戸口天従(たかつぐ)の左前打で岡嶋は一気に三塁を狙ったが、返球に刺された。
2死一塁となり、4番の中田昌宏(よしひろ)が中前へ運び、走者一、二塁とチャンスが広がった。
ここで5番の早瀬方禧(まさよし)が中前打を放つ。二塁から戸口が本塁へ走ったが、タッチアウトとなった。
5者連続ヒットながら、盗塁死1、走塁死2で3アウト。安打を連ねた中心打者たちが、次から次へと刺されていく。苦渋の表情で眺めていた西本幸雄監督は「3点は取れたはずや」と悔しがった。
このイニングのチーム打撃成績は5打数5安打で、打率は10割だ。なお同シーズン阪急のチーム総得点459はパ・リーグ最少で、打率・228は12球団最低。ペナントレースではパ最下位に沈んだ。打てない阪急が見せた一瞬の鮮やかな集中打、そして無得点。この年のチームを象徴していたのか、いなかったのか。(デイリースポーツ・高野 勲)
答え…63年の阪急
