大商大Vへ連勝発進 プロ志望届提出の春山が連盟記録12号ならずもサヨナラ呼ぶ二塁打 6球団が視察
「関西六大学野球、大商大2-1神院大」(6日、GOSANDO南港野球場)
第1節の2回戦2試合が行われ、大院大と大商大が2連勝で勝ち点1とした。大商大は1点を追う九回に今秋ドラフト候補の春山陽登外野手(4年・敦賀気比)が二塁打をマークすると、4番・真鍋慧外野手(3年・広陵)が2ランを放ち、サヨナラ勝ち。春山と星野世那投手(4年・近江)はプロ志望届を提出したことを明かした。
劇的サヨナラ勝利をお膳立てしたのは春山のバットだった。八回まで打線は清家瑛投手(4年・松山商)にわずか2安打。0-1で九回を迎えた。1死で打席に立った春山はフルカウントからの6球目を振り抜いた。豪快な打球は左越えの二塁打に。真鍋の2ランを導いた。
5日には通算11号ソロを放ち、連盟記録の12本塁打に王手をかけた中で迎えた一戦だった。「今日、プロ志望届を提出しました」と試合前には大きな決断もした。ただ、「(ホームランを)狙ってはないんですけど、勝手に(記録を)意識してしまっていて」と力みがあり、3打席目まで1四球無安打。富山陽一監督(61)からは九回の打席前に「この打席で打てなかったら志望届剝奪や」とハッパをかけられたという。
NPB6球団のスカウト陣も視察に訪れた中で指揮官のゲキに応え、「打てたのでよかった」と安堵(あんど)。一発を放った真鍋には「役者ですね。助かりました」と感謝した。連日の活躍で2季連続優勝を狙うチームは連勝発進。プロの舞台を目指しながら、主将として、主砲として有終の美を飾る。
