ヤクルト・石川が今季限りで引退へ 球界最年長46歳通算188勝 8・27今季初登板は左肩痛で1/3回6失点降板、25年連続勝利ならず
球界最年長のヤクルト・石川雅規投手(46)が今季限りで現役を引退することが濃厚であると1日、分かった。今後、正式発表される見通し。25年目の今季は1軍で1試合の登板のみで、現在は2軍で調整中。巧みな投球術と不屈の闘志で通算188勝を積み上げたレジェンド左腕。身長167センチの小さな大投手がついにユニホームを脱ぐ。
多くのツバメファンを喜ばせてきた生え抜き左腕が、ついにこの時を迎えた。石川が今季限りで現役を引退することが濃厚となった。
数々の輝かしい記録を打ち立ててきたレジェンド。だが、25年目の今季は苦悩のシーズンとなった。開幕前に故障を抱え、大きく出遅れた。反省を生かして「変なケガをしないように」と自らに言い聞かせるように語り、リハビリや調整に臨んだ。ファーム公式戦は10試合で0勝2敗、防御率7・83だった。
ようやくチャンスが巡ってきたのはシーズン終盤だった。8月27日・巨人戦(神宮)で今季初登板初先発を果たした。多くのファンが待ち望んだ球界最年長の1軍マウンドだったが、体を異変が襲った。左肩痛のため1/3回を5安打6失点で無念の緊急降板。史上初の25年連続勝利は達成できなかった。チームは投打で世代交代が進んでおり、大ベテランが自身の去就で葛藤したことも想像に難くない。
石川はこの日、戸田球場で調整やリハビリを行った。2軍選手らとストレッチなどで軽めに体を動かした。取材に応じた左腕は、前回の1軍登板で「何一つ(チームの)力になれなかった。申し訳ない」と言葉を絞り出した。現状については「年齢を重ねましたが、ファームでも抑え切れなかった。最後は気合と根性が大事だと思うんですけど、抑えられなかったのが全て」と正直な思いも吐露した。
今、考えていることについて問われ「いろいろ考えるお年頃」と多くは語らなかった。多くのファンに惜しまれながら、球界最年長左腕が現役生活の幕を閉じることになる。
◆石川雅規(いしかわ・まさのり)1980年1月22日生まれ、46歳。秋田県出身。167センチ、73キロ。左投げ左打ち。秋田商3年夏の甲子園出場。青学大から01年度ドラフト自由枠でヤクルト入団。1年目の02年12勝を挙げ新人王。以後2桁勝利11度。25年には、プロ野球最長となる24年連続勝利を達成した。ヤクルトでの188勝は歴代3位。306試合連続先発登板はセ・リーグ最長。通算先発登板532試合はセ2位、先発での187勝は同4位と、長年ローテーション投手として活躍した。
