西武・栗山 有言実行の有終打 引退試合最終打席で安打「今もこれからもライオンズの栗山です」生涯レオ宣言

 「西武4-1楽天」(30日、ベルーナドーム)

 西武の栗山巧外野手(42)が30日、本拠地ベルーナドームで開催された引退試合の楽天戦に「6番・指名打者」で出場し、西武一筋に歩んできた25年の現役生活に区切りをつけた。八回に通算2152安打目となる中前打をマーク。試合後の引退セレモニーでは「今もこれからもライオンズの栗山です」とファンへ“生涯レオ”を約束した。

 一瞬の静寂が球場を包んだ。西武一筋25年、栗山の最終打席。球場中がくぎ付けになった。3点リードの八回2死。楽天・泰が初球に投じた153キロの直球を中前にはじき返した。大歓声が湧き起こる中、代走を送られベンチに戻ると、チームメートにハイタッチで迎えられて目を潤ませた。

 八回、先頭の長谷川が10号ソロを放ったことで回ってきた第4打席を栗山は逃さなかった。「1本、どうしてもベルーナドームで出したかった。全員が僕の味方で『栗山、何とか1本打ってくれ』という状況だったので。皆さんに打たせてもらった最高の1本だった」。通算2323試合目に放った2152本目の安打。勝負強さを最後の最後まで発揮した。

 ナイン全員が背番号「1」の特別ユニホームを着用してプレー。西口監督は「ファンの皆さまにも愛されていますし、選手たちも栗山を見て育っている選手も多いと思う。そういう意味でも価値のある4打席だったと思います」とたたえた。

 8月を16勝8敗で終え、チームは優勝を狙える位置にある。セレモニーで「今も、これからもライオンズの栗山です」とあいさつした“ミスターレオ”は「今ここにいる選手たちが、この寂しさを吹き飛ばすぐらいの大活躍をして、日本シリーズに連れて行ってくれると思う」。獅子魂は後輩たちに受け継がれた。

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