中日・涌井 松坂先輩に並んだ通算170勝 天国の恩師・渡辺元智さんへ「供養になったかな」横浜高の後輩・伊藤将に投げ勝った

 松山(90)からウイニングボールを受け取る涌井(撮影・立川洋一郎)
お立ち台でポーズを決める(左から)涌井、福永、サノー(撮影・西田忠信)
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 「中日4-0阪神」(26日、バンテリンドーム)

 プロ通算170勝目は特別な1勝となった。中日・涌井は神奈川・横浜高時代に指導を仰いだ渡辺元智さんが死去してから1軍で投げたのは初めて。天国の恩師へ、6回無失点の4勝目を届けた。

 「プロに入る土台をつくってくれた方。少しでも供養になったかな」

 右足一本で美しく立ち、投球の間合いを微妙に変えて打者のタイミングを外す。熟練の投球術で阪神打線を手玉に取った。一回は2死から森下に二塁打を浴びても佐藤輝を中飛。四回は細川の好返球で同点を防いでもらい、なお1死一、二塁から前川を一ゴロ併殺打と脱した。五、六回は危なげなく投げ、高校の後輩、伊藤将に貫禄勝ちした。

 渡辺さんの旅立ちを「まだ信じられない」と率直に言う。薫陶を受けた面々がプロに多くいる中、6月に40歳を迎え、「年齢は一番上。教えを胸に秘め、横浜高校の野球はすごいというのをまだまだ見せたい」。

 大先輩の松坂大輔が日米通算で挙げた勝利数に並び「とても追い付ける人じゃないと思っていた」と感慨深げだ。チームを今月2度目の5連勝に導き「見事な粘りの投球だった。ようやく力を見せられる時が来た」と自賛した。

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