巨人・甲斐 興奮隠せず声が上ずる「こういった素晴らしい景色が見られるのはうれしい」今季14打席目での初安打が劇的V弾でヒーローインタビュー
「ヤクルト3-5巨人」(26日、神宮球場)
巨人が終盤に執念を見せて逆転勝ち。首位の阪神に1・5ゲーム差に迫った。
試合を決めたのは苦しんできた男だった。3-2の八回に、1点リードを追いつかれて迎えた九回。1死から甲斐が打席に立った。
カウント2-2からの6球目。ウォルターズのカットボールをすくい上げて左翼席へ決勝ソロを放った。
打った直後にスタンドインを確信。今季14打席目で放った初安打が、勝ち越し弾となって初打点も記録した。手応えを問われると「久々すぎて。なんかあんまり感触はね。不思議な久々の感じでした」。ベースを回る途中でガッツポーズを見せると、左翼席は大熱狂となった。
試合後のヒーローインタビューでは「こういった素晴らしい景色が見られるのはうれしいなと思いますし、何より勝てて良かったです」と興奮を隠さずに声を上ずらせた。
その後、記者に「素晴らしい景色」と発言したことについて問われると「いろんな思いはもちろんありますけど、やれることをしっかりやっていこうというのは思ってましたし、やっぱり野球している以上どこでもやらないといけないですし。野球をしてる中でほんとにこういったファンの皆さんが喜んでくれる、こういった景色を見れたっていうのは野球選手としてすごく嬉しいことだなと思います」と話した。
今季は開幕1軍を逃し、8月13日に初昇格。この日が今季8試合目の出場で、スタメンは3試合目だった。この試合まで10打席に立ち、9打数無安打、0打点。それでも個人的な思いは封印する。「何よりチームが勝つために全力尽くして準備するだけです。出番があった時にはしっかり求められてるものっていうのを出せれるように。何回も言いますけど、チームが勝つのが一番なんで。どんな手を使ってでもやっぱ勝ちたいっていうのが、やっぱキャッチャーだと思うんで。言えば、ズルしてでも勝ちたいんで。何やってても勝ちたいなっていうのが一番です」と力を込めた。
チームはこの日の勝利で首位・阪神とは1・5差に迫った。甲斐はヒーローインタビューのラストで「選手ももちろんそうですけどファンの皆さんもいつも一緒に戦ってくれているので残り試合一緒に戦っていきましょう、頑張りましょう。優勝目指して頑張りましょう!ありがとうございましたー!」と声を張り上げると、再び大歓声に包まれた。
