智弁和歌山 174キロマシンで織田対策OK 中谷監督「先発じゃなかったら、引きずり出す」20日準決勝
20日に智弁和歌山-横浜(神奈川)、天理(奈良)-健大高崎(群馬)の準決勝が行われる。智弁和歌山は織田対策として174キロマシンで打撃練習を敢行。中谷仁監督(47)は「織田君が先発じゃなかったら、引きずり出す」と“怪物”撃ちに闘志を燃やした。
信じられない“数字”を告げる声が智弁和歌山のグラウンドに響いた。
「174!」、「オッケー」。その数字を叫んだ選手は、右手にスピードガン。5台並んだ打撃ケージの中央に置いたマシンがたたき出した球速だ。
何食わぬ顔で「オッケー」を出した声の主は中谷監督。狙いはただ一つ。準決勝で当たる横浜・織田の剛速球対策だ。「織田君が先発じゃなかったら、引きずり出す展開に持ち込まないといけないし、先発なら、そこを打たないと勝てない」と説明した。
中谷監督は「1、2番が出る。期待は4、5番ですかね」という青写真を描く。
18日の仙台育英戦で4安打と当たりを取り戻した2番・荒井優聖内野手(3年)は170キロ超のマシンに「打てないボールじゃないと感じました」と頼もしい。
また4番・山田凜虎捕手(3年)も、今大会こそ11打数2安打とやや物足りない数字だが「150から60キロは日頃からやってるので、170キロは初めてですけど『うわぁー』って感じはなかったですね」と、剛球アレルギーとは無縁。しかも春先のU-18代表合宿で織田の球を受けており「感覚は残ってます」というところも強みだ。
4度目夏Vへ、あと二つ。174キロで目慣らしを終えた智弁和歌山打線が、世代最高投手に立ち向かう。
