有明ナインに温かい拍手 甲子園初出場で8強入り大健闘 被災地・熊本に勇気与えた

 「全国高校野球選手権・準々決勝、健大高崎1-0有明」(18日、甲子園球場)

 最後の最後まで懸命に戦い続けた熊本・有明ナインに温かい拍手が降り注いだ。巻き起こした旋風は熊本だけでなく、すべての人の心を揺さぶった。高見一茂監督(46)は「甲子園に初めて出させていただいて、最終的には負けたくないということが選手にも僕にもある」と試合後に涙。それほど悔しい幕切れだった。

 両軍無得点で延長十回タイブレークにまで試合がもつれた。有明は無得点でその裏、1死二、三塁で二塁へのゴロで本塁突入を許した。ビデオ検証を要求も判定は覆らずセーフ。工修哉投手(3年)が左手甲を骨折し、2試合連続で投げ抜いた斉藤遼汰郎投手(3年)は「終わってしまったな」とぼうぜんとした。

 それでも129球の熱投だった。九回2死満塁では伝令の工から「落ち着いて、笑顔で」と背中を押され、見逃し三振に。「とても応援されているなと感じた」と声援も力になった。甲子園初出場で8強入りと大健闘。3試合目まではすべて逆転勝利の快進撃で被災した地元・熊本を勇気づけてきた。「一生懸命やることで、熊本の方に力になればいいなと思っていた。一生懸命やった結果がここにあると思います」と指揮官。有明の夏は、たしかな希望の光となった。

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