智弁和歌山4強入り 低反発バット導入後1試合最多タイ18安打11得点 悩めるスラッガー荒井が復活4安打
「全国高校野球選手権・準々決勝、智弁和歌山11-3仙台育英」(18日、甲子園球場)
準々決勝4試合が行われ、智弁和歌山は低反発バットが導入された2024年の春以降、夏最多タイとなる18安打で11得点と大勝。21年以来の準決勝進出を決めた。天理は三重に快勝し、9年ぶりのベスト4。健大高崎は延長タイブレークの末、有明にサヨナラ勝ちして夏初の4強。19日は休養日で、20日の準決勝は智弁和歌山-横浜、天理-健大高崎で行われる。
智弁和歌山が十八番の猛打で聖地を沸かせた。三塁側アルプスに赤い「C」の人文字が浮かび続ける。じっくり的確に攻め続けて圧勝を遂げた。
悩めるスラッガーが息を吹き返した。2番・荒井優聖内野手(3年)が七回2死満塁で右前2点適時打を放つなどチーム最多の4安打を記録してけん引。「さすがにそろそろ打たないとなというのがあった」と胸をなで下ろした。和歌山大会準決勝からここまで4試合連続無安打と高校野球人生で最大の不調に突入。打撃フォームを見直してこの一戦に臨み、打ち出の小づちのように安打を重ねて復調を果たした。
プレーボール直後から快音は鳴りやまなかった。先頭・長友悠成外野手(2年)が右翼フェンス直撃の三塁打からパスボールで先制すると、いきなり打者一巡の猛攻で5得点。打線は毎回安打をマークし、2024年に新基準の低反発バットが導入されて以降、夏最多タイとなる1試合18安打を記録して11得点を挙げた。中谷仁監督(47)は「予感はしていたんですけど、まさかまさかの展開でびっくり」と目を細めた。
初回から六回までは毎回先頭が安打で出塁。5イニングで満塁機を作るなど序盤で主導権を握りながらも手を緩めなかった。優勝した21年以来の4強入りも「あと二つとは考えていない。一つ一つです」と指揮官。伝統の打力で一気に頂点へと駆け上がる。
◆毎回安打 智弁和歌山が準々決勝の仙台育英戦で記録。今大会2度目。
