夏の甲子園準々決勝 “逆転の有明”は24年センバツVの健大高崎に挑む 第2試合は優勝経験校対決 第3試合に優勝候補・横浜が花巻東と激突【見どころ】
第108回選抜高校野球大会は16日に3回戦4試合が行われて8強が出そろった。
英明が敗れ、今春センバツ8強は全て敗退。今夏の8強は東北2校、関東2校、東海1校、近畿2校、九州1校となった。17日は休養日。18日に行われる準々決勝4試合の見どころを紹介する。
【第1試合】天理(奈良)-三重(三重)
両校が甲子園で対戦するのは1991年センバツ以来で、夏は初対戦となる。
2度の優勝経験を持つ天理は2017年(4強)以来9年ぶりの準々決勝進出。右腕エース・長尾は初戦から2試合連続完投してともに2桁奪三振を記録。ただ、2試合で289球を投げている。登板するなら2試合連続2桁安打の打線が援護できるかがポイントだろう。
三重は準優勝した2014年以来12年ぶりの8強入り。2試合で24安打10得点と打線が好調。2試合はともに初回に複数得点を奪って主導権を握っており、天理戦も序盤に注目だ。
【第2試合】仙台育英(宮城)-智弁和歌山(和歌山)
2022年に優勝した仙台育英と2021年に優勝した智弁和歌山の優勝経験校対決となった。
仙台育英は豊富な投手陣と、開幕戦で大会第1号を放った4番・田山を中心とした切れ目のない打線が持ち味だ。
智弁和歌山は初戦の2回戦で社と対戦し、最速151キロ右腕・岩井秀耶投手に苦戦しながら2-1で勝利。3回戦は敦賀気比との延長11回の激闘を制した。しぶとい戦いを見せており、大崩れはなさそうだ。
両校の対戦は2007年の1回戦以来19年ぶり2度目となる。
【第3試合】花巻東(岩手)-横浜(神奈川)
甲子園で両校が激突するのは、春夏通じて初となる。
3年ぶりの8強となった花巻東は高校通算47本塁打の3番・赤間、同34本塁打の4番・古城を擁するが、今大会は計11盗塁と足攻が目立っている。2回戦・岡山学芸館戦は1試合7盗塁。3回戦では英明に重盗を仕掛けるなど適時打0本で4点を奪った。萬谷、赤間の両左腕が安定しており、隙のない野球を見せる。
優勝候補に挙がる横浜は2年連続の8強。投打ともにスキがない。打線は3試合連続2桁安打で、守備も1失策。甲子園最速156キロを計測した織田は、1回戦・沖縄尚学戦で139球を投じたが、2、3回戦はリリーフで計90球。計229球を投げているが、負担を軽減しながら勝ち上がってきている。
【第4試合】健大高崎(群馬)-有明(熊本)
2024年センバツを制した健大高崎は、夏は12年ぶりの8強進出となった。エース・石垣を中心とした投手陣は左右ともに層が厚く、ここまで3試合で2失点。打線の援護が4強入りへのカギとなる。
初出場の有明は3試合連続の逆転勝ちで勝ち上がってきた。ただ、ダブルエースの一角、工が16日の3回戦の試合前練習で左手の甲を骨折してしまった。
3試合は全て3点差以内の勝利。3回戦・東日本国際大昌平戦で完投した背番号1の左腕・斉藤ら投手陣が粘ることができれば、勝機が見いだせそうだ。
