横浜8強 織田だけじゃない「恐怖の9番→1番」全3試合複数打点 千島逆転2点打「上位につなぐ意識をもっと強く持ちたい」

 6回、逆転2点打を放つ横浜・千島(撮影・坂部計介)
 6回、2点二塁打を放つ小野(撮影・坂部計介)
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 「全国高校野球選手権・3回戦、横浜5-2霞ケ浦」(16日、甲子園球場)

 3回戦4試合が行われ、8強が出そろった。横浜(神奈川)は霞ケ浦(茨城)に5-2で逆転勝利。絶好調の9番&1番が打線をけん引し、2年連続で準々決勝に進出した。有明(熊本)は同じく初出場の東日本国際大昌平(福島)に4-1で逆転勝ち。健大高崎(群馬)は佐野日大(栃木)を4-1で下し、12年ぶりの8強進出。花巻東(岩手)は英明(香川)を4-0で退け、3年ぶりの8強入りを決めた。17日は休養日。18日に準々決勝4試合が行われる。

 “恐怖の名コンビ”が大暴れで鮮やかな逆転劇を呼び込んだ。1番の主将・小野舜友内野手(3年)は「仲間が自分の前にランナーをためて、いい形で回してくれるので感謝したい」と真剣なまなざしでうなずいた。

 1-2の六回。2死満塁で9番の千島大翼外野手(3年)が打席に入った。低めのフォークに食らいつき右前へ逆転の2点適時打でほえる。さらに小野も右翼線への2点二塁打で続き、4得点とした。大応援団の期待を背負う一打に、球場からは大歓声が上がった。

 千島は「自分にとって特別な打順。自分がどうにか塁に出て上位につなぐ意識をもっと強く持ちたい」と話し、小野は「ベンチでも『舜友に回せ』って言ってくれているし、自分もその期待に応えたい。一番は千島の存在が大きいからこそ、そういった結果になっている。甲子園のキーマンになるんじゃないかな」と“相方”に感謝した。

 ここまで2人がチームの支柱となっている。夏の県大会は、千島は打率・500、小野は打率・522で6季連続Vの立役者となった。甲子園でも千島は9打数4安打で打率・444、小野は14打数7安打で打率・500。ともに3試合連続マルチ打点を記録し、切れ目のない打線で8強進出校では最多の計22得点と勢いは止まらない。

 村田浩明監督(40)は「小野が打ったことに価値がある。千島が普通では打てない、左手1本伸ばして打てたあのヒットが選手たちを勇気づけてくれた」と称賛した。

 小野は五回も同点二塁打をマーク。それでも表情は硬いままだった。「喜ぶのは勝ってからでいい。もう一度チームとして気を引き締めて入りから戦っていけるように」と力を込めた。

 ◆甲子園優勝経験は6校 8強が出そろい、春夏通算6度の優勝を誇る横浜など、甲子園大会優勝経験がある6校が入った。智弁和歌山は春夏計4度で、天理は3度。2022年大会を制した仙台育英や2年前の選抜大会覇者の健大高崎、1969年春に優勝した三重も勝ち上がった。花巻東は09年春に準優勝。有明は春夏通じて初出場で勝ち進んだ。

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