天理が春夏通算80勝!4番・金本先制弾「今まで野球をしてきた中で一番の打球でした」 エース・長尾が完投13K
「全国高校野球選手権・2回戦、天理7-2福山」(10日、甲子園球場)
2年連続31度目出場の天理が、春夏通算80勝目を飾った。均衡を破ったのは4番の金本相有(さんゆ)内野手(3年)だ。同点の四回に141キロを左翼席へ運んだ。大会第4号となる先制ソロ。天理カラーの紫に染まった一塁側アルプス席から大歓声が沸き起こった。
「今まで野球をしてきた中で一番の打球でした。自分たちは監督さんを信じてやってきたので、勝利をプレゼントしたいという思いでした」
六回にも先頭打者として四球で出塁。1死二、三塁から大塚弘登外野手(3年)の中前適時打で、2点目のホームを踏んだ。この回は打者一巡で4点を奪い、勝利をたぐり寄せた。藤原忠理監督(61)は初出場の福山について「点差以上に苦しい試合でした。守りが鍛えられていて、最初はつけいるスキがなかった。前半は重たい雰囲気だったが、選手がよく頑張ってくれた」と振り返った。
投げてはエース右腕の長尾亮大投手(3年)が13奪三振の完投。7回までを無失点に抑え、6点リードの八回につかまったが「ここは絶対に抑えないといけないと思って投げました。その後は抑えることができた」。
投打がかみ合った天理が夏の甲子園50勝、春夏通算80勝を達成。藤原監督は「この数字は過去の先輩たちが築き上げてきたもの。私たちは通過点にすぎないので先輩たちに感謝したい」。天理の歴史は、これからも続いていく。
