八王子実践 延長十回サヨナラ負けで涙も「いい顔で終わろう、いい顔で」と選手が声かけ 大号泣の矢沢主将を河本ロバート監督がねぎらう
「全国高校野球選手権・1回戦、鳴門渦潮2-1八王子実践」(9日、甲子園球場)
初出場の八王子実践は九回に追いつく粘りを見せたが延長十回タイブレークの末にサヨナラ負けした。
1点を追う九回2死一、二塁では代打・金子を送って右前同点打を放った。その裏の守備では先頭の一塁セーフの判定がビデオ検証の結果覆ってアウトに。球場内が大歓声に包まれ、流れは八王子実践に傾いたかに見えた。
それでも1-1で突入した延長十回タイブレークは、2死満塁まで攻めたが無得点に終わった。その裏、無死一、二塁でマウンドの塚原が二塁けん制でアウトに。再び流れを取り戻したかに見えたが、最後は2死二、三塁からサヨナラ打が左前に抜けた。
試合後はベンチ前でナインが大粒の涙。開会式で選手宣誓の大役を担った矢沢主将が大号泣し、河本ロバート監督が胸をポンポンとたたいて労う場面もあった。選手から「いい顔で終わろう、いい顔で」と声がかかり、泣きながら取材エリアへ移動した。
河本監督は眉間にしわを寄せながら「初めての甲子園で本当にみんな、私も含めて緊張したんですけれども。九回に同点に追いついて、球場が、皆さんが本当にやりやすい環境をつくってくださったんで。負けてしまったんですけど、楽しくいい顔をしてやれたかなと思います」と激闘を振り返った。「選手のおかげで甲子園に初めて来させてもらえたので。空気感も雰囲気も体験できましたし、全てが勉強になりました」とナインに感謝した。
