遊学館・谷本和也は大の阪神ファン 憧れ聖地で出場なしもベンチから鼓舞 将来は虎のアナリスト?「なっているかも(笑)」

 「全国高校野球選手権・1回戦、青森山田6-5遊学館」(8日、甲子園球場)

 遊学館(石川)の谷本和也内野手(3年)は最後までベンチから仲間を鼓舞し続けた。出番は訪れなかったが、かすれた声が全力で戦い抜いた証しとなった。

 5歳上の姉・夏海さんはDeNAの1軍データアナリスト。学生時代は野球部のマネジャーを務め、プロ野球の世界に飛び込んだという。数字で野球をひもとく姉から谷本は上達するためのヒントを授かった。自分に合ったスイングの軌道、プロと比較してのフォームの改善点など幾多の助言をもらうなど、いつも野球談議に花を咲かせた。「お姉ちゃんのことはずっとリスペクトしています」と二人三脚で歩んできた姉に聖地での勇姿を届けた。

 卒業後は姉のように野球のデータを扱う職業を目指す。この日は最大6点ビハインドから1点差まで迫るも及ばず、1点の価値を痛感する試合となった。「データでピッチャーのクセを見抜いたり、一球一球を大事にできる。1点の重みをデータで出していきたい」。甲子園での敗戦はかけがえのない財産となった。

 阪神・梅野の応援タオルを手にベンチ入りするほどの大の虎党。聖地は憧れの舞台だった。「願いがかなってよかったです」。ひょっとすれば、虎のアナリストとなって甲子園に帰ってくる未来もあるかもしれない。「(阪神のアナリストに)なっているかもしれないですね(笑)」。将来に期待を膨らませ、次なる道へと歩き出す。

 ◆谷本 和也(たにもと・かずや)2008年7月27日生まれ、18歳。168センチ、70キロ。内野手。石川県金沢市出身。小学1年から田上ライナーズで野球を始め、兼六中では金沢リトルシニアでプレー。遊学館では2年秋からベンチ入り。阪神ファンで好きな言葉は「とらほー」。憧れの選手は阪神・近本。

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