29年ぶり勝利の大分商 ピンチに圧巻救援で流れ変えたプロ注目右腕・平田「大好きなシーンだったので楽しみながら投げた」監督も感嘆「1球で空気を変える。彼の凄さ」
「全国高校野球選手権・1回戦、日本文理4-6大分商」(8日、甲子園球場)
3年ぶり16度目出場の大分商が日本文理に逆転勝ちで29年ぶりの白星を飾った。
MAX152キロのプロ注目右腕、エースの平田玲翔投手が劣勢ムードの試合を一変させた。2点目を奪われた三回。なおも無死一、二塁のピンチで9番白木に2ボールとなったところで、DH解除で平田がマウンドへ。いきなり150キロのストレートをみせ、甲子園をどよめかせると、遊ゴロ併殺に。さらに150キロ超を連発し、続く大地も二ゴロに打ち取ってピンチを脱した。その後、味方打線が逆転に成功した。
試合後、平田は「厳しい試合だったけど、力を合わせて勝ててうれしい。大好きなシーンだったので、楽しみながら投げることができた」と笑顔で振り返った。那賀監督は平田の投球に「ピンチの場面で1球で空気を変えて、しのいでいけるのが彼の凄さ。酷な要求をしたような投手交代でしたけど、見事に応えてくれました」と感嘆。「県大会の時からピンチでマウンドに上がると本当にあの空気感を作る。彼自身も意識しているんだと思うが、球威以上に彼の気の強さ、意思の強さを感じる。凄い選手だなと。自分のところの選手を褒めるのはちょっと申し訳ないですけど、すごいなと」と舌を巻いた。
