2リーグ制へ移行後、唯一の防御率0点台は? 選手兼任監督の年に達成【プロ野球記録企画】

 デイリースポーツの記録担当がプロ野球のさまざまな記録をひもとく新企画「記録の向こう側」(随時掲載)がスタート。今回は「2リーグ制へ移行後、唯一の防御率0点台」について取り上げる。

  ◇  ◇

 1970年に選手兼任監督となった村山実は、投手としてすさまじい働きを見せた。6月27日・ヤクルト戦(神宮)で7回無失点の好投を見せ、波に乗る。ここから9連勝と破竹の勢いで突っ走る。7月7日の大洋(現DeNA)戦で完封勝利を飾ると、防御率はついに0・92と0点台に突入する。6試合続けて0点台を維持し、防御率争いで一人旅を続ける。9月23日巨人戦(甲子園)で久々に敗戦投手となったが、次戦から持ち直す。

 10月には5試合で34イニングを投げ、無失点。ついに防御率は0・98でフィニッシュした。

 監督としても必死にタクトを振り、優勝した巨人と2ゲーム差の2位。開幕前にはキャンプでの門限厳守やギャンブルの制限など、厳しさを打ち出した。投手との「二刀流」を考えると、すさまじい働きだった。

 シーズン防御率0点台は村山を入れて11人いるが、ほかの10人はいずれも試合数の少ない1リーグ時代。年間通して相手打線を封じ込めた村山の偉業はいつまでも色あせない。(デイリースポーツ・高野勲)

  答え 村山実

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