初出場の広島・福山 初戦は春夏通算58度の名門・天理 渡辺主将「挑戦者としてやってきたことぶつけたい」
「全国高校野球選手権・組み合わせ抽選会」(1日、オンライン)
第108回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が1日、オンラインで開かれ、3回戦までの組み合わせが決まった。春夏通じ甲子園初出場の福山(広島)は第6日第4試合の1回戦で、春夏通算58度目の出場となる天理(奈良)との対戦が決定。試合開始予定が午後6時30分のナイターゲームで初出場初勝利を目指す。
学校史に刻む最初の夏は、名門との対戦に決まった。出場数は大会出場校中、最多の春夏通算58度目で、夏は2度の優勝を誇る天理が相手だ。渡辺雄介主将(3年)は、「目標が明確になった。そこに向けて、全力で日々を過ごしていきたい」と表情を引き締めた。
天理は、投打のバランスにたけ、圧倒的な力を示し奈良大会を制した。5試合で計59安打38得点、失点は2しかない。「伝統のある素晴らしい強豪チーム。挑戦者として、今までやってきたことをしっかりとぶつけたい」。申し分ない相手に、気持ちは高ぶった。
広島大会を制した“逆転の福山”で、初出場初勝利を目指す。準決勝の呉、決勝の広島商戦に代表されるように、チームは試合終盤での無類の強さが武器だ。
「何とか前半戦は2点差以内に粘って、後半勝負できるように持っていきたい」
福山は、広島大会6試合で1イニング複数失点が一度もない。他校で監督として春夏通じて3度の甲子園出場経験がある小田浩監督(62)が4月に就任して以降、守備力をさらに磨き粘り強さを身に付けた。初の聖地でも、自分たちの野球を表現する構えだ。
第6日に行われる第4試合の試合開始予定時間は午後6時30分。ナイターになるのが濃厚だ。ナイターでの試合経験はないだけに、不安はあるものの「焦らず落ち着いて試合に臨みたい」と前を向いた。
天理は、史上4校目となる夏50勝に王手をかけている。「最後まで誇りを持って自分たちの野球をやり抜く」と、堂々と立ち向かう決意。気負いはない。福山の熱い夏が、いよいよ始まる。
◇福山・小田監督「ビッグネームだし、全国優勝も経験している高校。レベルの高い近畿代表校だから、胸を借りるつもりでいきたい。どれだけ地に足をつけて、広島大会のような戦い方ができるかが大事。ふわっと入ったら、一気にやられる。強い気持ちを持って入りたい。ナイターとか、言い訳や逃げ道をつくりたくないので、与えられたところでベストを尽くしたい」
