熊本・有明が甲子園練習 震度7の地震から移動手段変更→心温まるサプライズ 高見監督「一生懸命元気な姿を届けられれば」

 第108回全国高校野球選手権大会の甲子園練習が31日、甲子園球場で行われた。春夏通して初出場の熊本代表・有明は28日の地震の影響でイレギュラーな事態もあったが、この日の練習ではメンバー全員が元気な姿でグラウンドの感触を確かめた。

 24日に行われた熊本大会決勝で東海大熊本星翔に勝利。初の甲子園切符に歓喜する中、28日に熊本県で最大震度7の地震が発生した。九州新幹線が全線で運転を見合わせており、30日の午前中にバスで博多駅へ移動し、新幹線に乗り換えて関西に無事に到着した。

 高見一茂監督(46)は道具などは関西に予定通り届いたことを説明。地震の翌朝には選手全員が集まり、出発までに練習も通常通りできたと言う。さらに道中では心温まるサプライズがあった。

 移動手段の変更に伴い足を運んだ博多駅では「一般の方にもお声かけいただいた。博多駅に横断幕を用意していただいて、『頑張ってください』と激励をいただきました」と明かした。

 實田聡志主将(3年)は2016年の熊本地震も経験し、「10年前は家が崩れてしまって、野球できることが当たり前じゃないことを知らされて、10年という節目でこうやって甲子園に出させてもらっていることは何かの縁かなと思う。自分たちにできることを一生懸命やって、少しでもいい影響を与えたい」と意気込んだ。

 いよいよ始まる甲子園に向けて、指揮官は「自分たちの野球をまずはやりたい。その姿を見て、熊本の方たちが元気だったり、気持ちが上がるようになってくれれば一番いいのかなと思っている。一生懸命元気な姿を届けられれば」と力を込めた。

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