横浜 最速157キロの織田翔希「びっくりした」初回から自己記録を立て続けに更新 右足痛めても続投志願は「9回投げたかったという強い思いが」

 「高校野球神奈川大会・準決勝、横浜4-0慶応」(24日、横浜スタジアム)

 ドラフト上位候補の先発・織田翔希投手が自己最速を更新する157キロを計測するなど、慶応打線を寄せ付けず7回途中無安打無失点、3四球の快投。最後は無念の降板となったが、自己最速更新に「ビックリした」と語った。

 七回、先頭に2ボールとなったところで異変を察知したベンチが小林をマウンドに送った。だが織田は笑顔で続投を志願。「自分としては9回投げたかったという強い思いがあった」。村田監督も納得し、一旦は小林をベンチへ下げた。

 だが3球目に154キロを投じた直後、再び右足がつったような仕草を見せた。ここで一塁を守っていた小野がベンチへ出向き村田監督に何かを伝えた。審判員も心配そうに右腕に声かけする中、ここでようやく降板が決定。スタンドから大きな拍手が降り注いだ。

 注目の一戦で先発マウンドに上がった織田。いきなり153キロを計測すると、4球目に156キロをたたきだした。ストレートは常時150キロをオーバーしており、フォークも143キロを計測。超高校級の球威で立ち上がりを三者凡退に抑えた。

 さらに二回には2死から八百坂の初球に157キロを計測。自己最速を1キロ更新し、再びスタンドは大きくどよめいた。最後は157キロで左飛に仕留め、三回、四回と順調にアウトを積み重ねていた中でアクシデントが襲った。

 五回の投球練習中に右足の異変を訴えた織田。つったような仕草を見せ、治療のためベンチへさがった。6分間の中断を経て再びマウンドに戻ってくるとスタンドから大歓声。マウンドではやや右足を気にする仕草を見せながらも155キロを計測。1死から連続四球を与えてこの試合初めて得点圏に走者を背負ったが、8番を左飛に打ち取った。9番の延末に2球目を投じた直後には思わず表情をゆがめた。それでも151キロで右飛に仕留めてピンチを脱出。降板する際には右足をやや引きずるような形で歩いた。

 クーリングタイム明けの六回もマウンドに上がった織田。先頭を142キロのフォークで空振り三振に仕留めると、次打者も低めの変化球で空振り三振。3番の湯本には155キロで見逃し三振と3者連続三振に斬った。

 織田の後を受けた小林は八回2死二、三塁のピンチをしのぎスコアボードにゼロを刻んだ。九回2死までノーヒットノーランを続け、最後は池田にスイッチ。ここで初球を中前打され継投によるノーヒットノーランという快挙は逃したが、後続を抑えて慶応打線を完封。4季連続の甲子園出場へあと1勝と迫った。

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