富山の怪物・前田侑大 152キロ計測も準決勝敗退「悔しい」 プロ志望は明言せず 温存裏目3番手で初失点 監督「自分の責任」と繰り返す

 「高校野球富山大会・準決勝、高岡商5-2高岡第一」(23日、富山市民球場)

 夏は1981年以来、45年ぶり2度目の甲子園出場を目指した高岡第一が準決勝で敗退した。最速156キロ左腕、前田侑大投手は四回から3番手で登板し5回を投げ4安打1失点だった。91球を投げ6奪三振、2四球。2-4の六回に左越え三塁打と右前タイムリーの連打で今大会初失点を喫した。この日の最速は球場表示が150キロ、スカウトのスピードガンでは152キロだった。

 前田は敗戦後、相手の校歌を聞き終えても気丈に振る舞っていたが、ベンチに戻ると涙。帽子で顔を隠してうなだれた。試合後は「悔しいっていう気持ちが一番。自分のピッチングを全力で投げられたのはよかった。真っすぐだけでは通用しない。変化球を磨いていきたい」と話した。「涙は流さないって思ってたけど、悔しくて涙が出てしまった」と敗戦直後の心境を明かした。

 卒業後の進路については「甲子園に行ったらプロっていう考えはあったんですけど…。自分の中ではまだ上の目標だと。最終的にプロに行けるっていう目標を持ってやっていきたい」と話すにとどめた。

 前田は今大会初戦の2回戦、富山工戦で7回1安打無失点で七回コールド勝ちに貢献。18日の3回戦、富山北部戦ではノーヒットノーランを達成。20三振を奪った。20日の準々決勝・石動戦は3番手で八回途中に登板し、1回1/3を無安打無失点に抑えていた。

 この日、高岡第一は前田がベンチスタートで、木村力が先発。初回1死から5連続長短打を浴びて4点を先取され降板。2番手の高木裕壮が三回までを無失点に抑えた。村本忠秀監督は試合後、前田を決勝戦で先発起用する考えだったと明かし、準決勝敗退に「自分の責任です」と何度も繰り返した。

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