常葉大菊川が快勝8強入り 二刀流・佐藤が躍動!投げては6回1失点、打っては痛烈中前打 阪神など11球団スカウト熱視線
「高校野球静岡大会・4回戦、常葉大菊川6-2浜松商」(21日、浜松球場)
静岡大会では4回戦8試合が行われ、常葉大菊川が浜松商に快勝して8強入りを決めた。今秋ドラフト候補の二刀流・佐藤大介投手(3年)は“大谷ルール”で「2番・DH兼投手」でスタメン出場。3人態勢の阪神や巨人など11球団が視察する中、投打で猛アピールした。西東京大会では日大三が東海大菅生に逆転勝ち、滋賀大会では近江が彦根東を下してそれぞれ4強進出を決めた。
ポーカーフェースの二刀流が投打でチームをけん引した。佐藤は先発マウンドに上がると初回に1死二、三塁とピンチを迎えたが、淡々と腕を振って無失点。唯一失点した三回は連打を浴びても最少失点で切り抜け、「決めにいくところは投げ切れたので、そこはよかった」とうなずいた。
バットでも見せ場を作った。二回2死一、二塁に痛烈な当たりの中前打をマーク。初回には四球で出塁して先制点に絡み、3打席目以降も強い当たりを見せるなど存在感を示した。
佐藤は2月に走塁練習をしていた際に左股関節を負傷。戦列を離れた期間で調整しきれず、春季静岡大会はベンチ外だった。しかしその間に自身の体を見つめ直して筋力トレーニングなどに注力した。
「復帰前よりパワーアップして帰って来れた。球の質とか変化球のスピードも速くなったし、打撃では広角に長打が打てるようになった」。復帰戦だった3月の練習試合では本塁打を放つなど成長を実感。夏の大会ではチームの大黒柱として状態を上げている。
阪神は竹内球団副本部長ら3人態勢で視察。担当の吉野スカウトは「コンタクト率が高くて広角に打てる。あまり喜怒哀楽を出さずにやっているのが印象的かな」と評価した。
進路については「プロ1本です!」と即答した左腕。「なんとしてでもこの代で甲子園に行きたい」と語気を強めた。
◆佐藤 大介(さとう・だいすけ)2008年4月7日生まれ。18歳。静岡県磐田市出身。183センチ80キロ。左投げ左打ち。小1から投手として野球を始め、小5から野手も務める。中学では浜松南シニアに所属。高校では1年秋に野手としてベンチ入り。最速144キロ。球種はカーブ、スライダー、チェンジアップ。高校通算6本塁打。憧れの投手はカブス・今永昇太で野手は巨人・丸佳浩とソフトバンク・中村晃。
