巨人 仲良しコンビで首位タイ浮上 粘投の井上に笹原満塁一掃打で9勝目プレゼント 並んでお立ち台「うれしいっす」と笹原
「巨人3-1広島」(20日、東京ドーム)
二人でお立ち台から見る景色は格別だった。巨人はマウンド上で踏ん張った井上温大投手と、一振りで3点を生み出した笹原操希外野手が並んで立つ。「(井上と立てたことが)うれしいっす」。寮生の時から親交のある先輩左腕のキャリアハイとなる9勝目をお膳立てし、投打のヒーローでスポットライトを浴びた。
立ち上がりに先制ソロを許した井上だったが、二回のピンチを踏ん張って流れをつかんだ。「投げ急がないように」と自分自身に言い聞かせながら間合いを作る。踏ん張り続けた六回2死満塁から、笹原が走者一掃の適時二塁打で試合をひっくり返し、逃げ切った。
5日の中日戦も投打で主役になったが…。“すれ違った”まま、はや2週間がたとうとしていた。決勝弾で7勝目をプレゼントしてくれた笹原へ、井上は「打ってくれてありがとう」と名古屋駅でお弁当を購入。一方で笹原は「まだ(リクエストを)聞かれてもいない」とこの日に改めて催促だ。ほほ笑ましい行き違いも、二人にとっては原動力なのかもしれない。
これで阪神と並んで首位タイに浮上した。若き力が相乗効果を生み、チームをさらに上昇気流に乗せていく。
