大阪立命館 センバツ王者の大阪桐蔭を撃破 楠本監督「「こんなことってあるんやなと」
「高校野球大阪大会・4回戦、大阪立命館3-2大阪桐蔭」(19日、くら寿司スタジアム堺)
センバツ王者の大阪桐蔭相手に、大阪立命館が大金星を挙げた。楠本雄亮監督(47)は「こんなことってあるんやなと。ようやってくれましたね」と驚きと喜びを語った。選手たちには試合前に「自分に集中しなさい」と声かけ。すると初回は相手エース・吉岡から無安打で2点を先制。その後は投手陣が奮闘した。
先発の背番号10・勝田海斗投手(3年)は最速「130キロちょっと」。球種はカーブと直球のみだが、6回1/3を2失点と粘りの投球を見せた。左肘の靱帯(じんたい)を損傷して6月は投げられていなかったというエース・表憲吾投手(3年)は、延長十回1死満塁のピンチも気迫で抑え込んだ。勝田は「自然と涙が出ていました」と勝利の瞬間を振り返った。
環境に恵まれているわけではない。専用グラウンドはなく、人工芝のサッカー場の4分の1ほどで行うこともある。そこではティー打撃、素振り、ゴロ捕球などしかできないというが「この環境で勝ったろうと思ってやっている」と同監督。前身の初芝時代、1975年にセンバツ出場も、夏の甲子園出場はまだない。指揮官は「甲子園に行かないと意味がない」と気を引き締めた。
◆大阪立命館 学校法人「利晶学園」が運営する私立高校。1937年、大阪初芝商業学校として創立。48年、学制改革により初芝高校と改称。09年に初芝立命館、25年に大阪立命館と改称。国公立大、難関私大進学を目指すアドバンストSPコース、普通科のスーペリアコース、提携校推薦で立命大進学を目指す立命館コース、体育科がある。主な卒業生に漫画家ユニットのゆでたまご(嶋田隆司、中井義則)、J1神戸MF扇原貴宏ら。
