報徳学園 育英と甲子園V校対決制した 元阪神・葛城コーチ効果!4番・藤本が3安打3打点 スイング悪癖矯正「おかげで打てました」
「高校野球兵庫大会・2回戦、報徳学園5-3育英」(12日、ほっともっとフィールド神戸)
兵庫大会では2回戦19試合が行われ、春の県大会王者・報徳学園は育英との、甲子園優勝経験校同士である伝統校対決を5-3で制した。4番・藤本碧空内野手(3年)はサイクル安打とはならずもソロを含む3安打3打点の活躍。野球部のコーチを務める元阪神・葛城育郎氏(48)のマンツーマン指導が結果につながっていることを明かし、感謝した。活躍を見守った葛城氏は藤本の成長をたたえた。
173センチと特別体格に恵まれているわけではない。それでも藤本は身につけたパワーと技術で打球をかっ飛ばした。初回1死二、三塁の好機では代わったばかりの豊島碧人投手(3年)の初球を捉え、左翼フェンス直撃の2点適時三塁打に。2打席目も特大ファウルで球場をどよめかせた。
すると1点差に迫られた直後の五回先頭だった。「流れが悪かったので塁に出る」ことを意識し、振り抜いた打球はついに左翼フェンスを越えるソロに。七回には左前打をマークし、サイクル安打にリーチをかけた。ただ、藤本は「試合が終わってから気づきました」とおちゃめに笑った。
今春から4番を担い、日に日に成長を遂げている。春からは2キロ増量して78キロになりパワーアップした。何より大きかったのが葛城氏の指導だ。スイング時にヘッドが先に返ってしまう悪癖があった。そこで「振るたびに自分から質問に行きました」と葛城氏の下へ。何度もスイングをチェックしてもらい、助言を受けた。右肘を素早く出すことなどを意識し、センター返しの打球が増えたという。「きょうも葛城さんのおかげで打てました」と感謝した。
球場で活躍を見守った葛城氏は、「彼らしい打撃でした。(成長したのは)頭を使えるようになったところですかね」と目尻を下げた。チームは2年ぶりの甲子園を目指して戦っている。長打力を見せた藤本だが「つなぎの4番を意識しています」と謙虚に話す。頼れるバットでチームをけん引していく。
◆藤本 碧空(ふじもと・そら)2008年5月19日生まれ、18歳。兵庫県神戸市東灘区出身。173センチ、78キロ。右投げ右打ち、内野手。小学1年から横屋川井少年野球部で野球を始め、阪神・今朝丸とチームメート。魚崎中時代は尼崎リトルシニアでプレー。報徳学園では1年秋からレギュラー。3年春の県大会から4番。
