パ・リーグで最も長く20勝投手の出ていないチームとその年数は?【プロ野球記録企画】
デイリースポーツの記録担当がプロ野球のさまざまな記録をひもとく新企画「記録の向こう側」(随時掲載)がスタート。今回はパ・リーグで最も長く20勝投手の出ていないチームとその年数を取り上げる。
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ロッテの村田兆治は1976年に満27歳シーズンを迎え、脂の乗り切った時期にあった。5月半ばまでは勝ったり負けたりを続けていた。ところが当時採用されていた2シーズン制の後期に入ると、調子を取り戻す。7月11日の日本ハム戦に完投勝ちを収めると、そこから9戦8勝の荒稼ぎ。終わってみれば46試合で21勝をたたき出した。もっとも山田久志(阪急)が26勝を挙げ、最多勝はならなかった。
ここから、20勝の大台に乗せる投手が途絶える。81年には村田が自身2度目を狙ったが、19勝に終わった。77年以降ロッテの昨季までの村田以外の勝利数最多は、80年仁科時成の17勝。07年成瀬善久16勝がこれに続く。
ところで76年のロッテは、固定した本拠地球場を持たず、各地を転々としていた。現在のZOZOマリンどころか、その前の川崎時代にも20勝はいなかったことになる。
ほかに日本ハム最後の20勝投手は82年の工藤幹夫20勝で、北海道移転後はもちろん、東京ドーム時代にもいない。西武の最後は福岡に本拠を置いたクラウン時代の78年東尾修23勝だから、埼玉移転後はゼロ。オリックスは85年佐藤義則21勝で、阪急時代にさかのぼる。ソフトバンクは03年斉藤和巳20勝で、こちらはダイエー時代。そうかと思うと、05年球団発足の楽天からは、08年岩隈久志21勝、13年田中将大24勝と2人が達成している。世の中は面白い。(デイリースポーツ・高野 勲)
答え…ロッテの49年間
