クラファン開始!“もうひとつのWBC”北九州で11月開催 海外勢受け入れ費用に 第6回世界身体障害者野球大会

 日本身体障害者野球連盟が11月に日本で開催される「第6回世界身体障害者野球大会」の運営資金の確保を目指し、クラウドファンディングの募集を開始している。

 障害者野球の世界大会は、2006年に野球のWBCで日本が優勝したことをきっかけに、第1回大会が日本で開催された。長嶋茂雄元巨人監督が大会の実行委員長を務め、以降も“もうひとつのWBC”として4年に1度のサイクルで日本を舞台に開催されてきた。

 今年は3連覇と5度目の世界一がかかる日本のほか、アメリカ、プエルトリコ、韓国、台湾の5つの国と地域が出場。11月21、22日に福岡・北九州市民球場で熱戦が繰り広げられる。

 会場の確保や運営体制の整備など準備は着実に進められている。しかし、近年の世界的な物価高騰や運営コストの上昇により、今回はこれまでの協賛金だけでは大会運営が難しい状況に陥っているという。

 海外チームの参加には渡航費や宿泊費、通訳費用などが必要で、障害を持つ選手が安心して競技に臨める環境整備にもコストがかかる。過去5回の開催とは違い、中東情勢の影響を受けて厳しい状態だという。

 大会を「開催できない理由」が数多く浮上する中、日本身体障害者野球連盟の西原賢勇理事長は「どうすれば開催できるか」を考え続けたという。身体障害者野球はもともと、義足や隻腕、麻痺などの「障害があっても野球をあきらめたくない」という思いから始まった。障害があるから「できない」ではなく「どうしたらできるか」という発想からクラウドファンディングへの挑戦へ行き着いた。

 「この大会を成功させ、身体障害者野球の強さ、凄み、可能性を社会へ発信したい。そのために皆様にお力をお借りしたい」と西原理事長は訴えた。

 「特に、全国の障害のある子どもたちやその親御さんに『自分たちの居場所がある』と感じていただけるきっかけになればと考えております」。大会を開催したい理由もまた数多くある。

 今回の目標額は1000万円。リターンについては「ワンチーム応援コース」(1万円)として、日本代表選手や関係者が大会で着用する公式Tシャツを用意した。詳細はhttps://camp-fire.jp/projects/947173/viewまで。

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