ドーム球場での試合が初めて中止になったのは?台風の影響で移動できず…【プロ野球記録企画】
デイリースポーツの記録担当がプロ野球のさまざまな記録をひもとく新企画「記録の向こう側」(随時掲載)がスタート。今回は「ドーム球場で初めて中止になった試合」を取り上げる。
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1988年に開場した東京ドーム。巨人と日本ハムのホームグラウンドとして、全天候型の球場として華々しくデビューした。オープン当時には、雨の日に東京ドームに「今日は雨ですが、試合はありますか」と不慣れなファンから頻繁に電話がかかったという笑い話も。ところが、ついにドームで中止という事態が起きた。
開場3年目の90年8月10日午前8時ごろ、JR新幹線は静岡付近で台風接近のため架線事故が起こり、上りが不通状態に。東京ドームでの巨人戦のため名古屋駅に集合していた中日ナインは、近くのホテルに移動し復旧を待った。代わりにバス2台が用意されたが、東名高速道路も一部不通との知らせが届く。落合博満、小松辰雄ら主力選手は大広間で高校野球を観戦し、時間をつぶした。
そして午後2時半ごろ、巨人側から中止の連絡が入った。チームは名古屋市内の練習場で軽く汗を流し、約2時間後にようやく東京へ出発。思わぬ事態に、星野仙一監督は「今年のドラゴンズは、それだけ力がないということや」とあきれ顔を浮かべた。疲れ果てて東京に着いた中日は、11、12日の巨人戦に連敗。なんともやるせない3日間となってしまった。(デイリースポーツ・高野 勲)
答え 1990年8月10日の巨人-中日戦
