関大が35年ぶり4強 米沢、百合沢のプロ注目左腕リレーで導く
「全日本大学野球選手権・準々決勝、関大6-1金沢学院大」(11日、神宮球場)
関大が35年ぶりの準決勝進出を決めた。今秋ドラフト候補の先発・米沢友翔投手(4年・金沢)は粘りの投球で勝利を導いた。
初回は2者連続三振の後、四球を与えると、4番・真木佳唯斗外野手(4年・利府)に先制の適時二塁打を献上した。それでも二回、三回は立ち直りそれぞれ三者凡退に。しかし、四回にピンチが訪れた。先頭に二塁打を許すなどし2死三塁に。それでも最後は三飛に打ち取り、追加点を許さなかった。
すると直後の攻撃で味方が同点に追いついた。五回は再び先頭に二塁打を浴びたが、次打者が犠打を試みたゴロを米沢が素早く三塁へ送球。二塁走者を二、三塁間で挟んでアウトとし、打者も二塁上でタッチアウトとした。2死となり四球を許したが、次打者は三ゴロで無失点に。六回も2死一、二塁のピンチを背負いながらも得点は許さなかった。
94球を投げ、7回5安打1失点7奪三振で降板。粘れた要因には、「サードの森内が声をかけてくれたり、笠井と『落ち着こう』というサインを交わしていたので、リラックスで自分のピッチングができた」と語った。 石川出身の米沢にとっては地元の大学との対戦で、金沢学院大の角尾貴宏監督(55)は高校の先輩でもある。「そういう縁があるので、勝ちたいなと思っていた」とも思いを明かした。
2番手では、来年のドラフト候補、190センチの長身左腕・百合沢飛投手(3年・開星)が登板。2回1安打無失点で試合を締めた。小田洋一監督(60)は「今日は米沢と百合沢で行くつもりでした」と話し、米沢については「しっかりと試合を作ってくれました。前回の方が球のキレ、制球はよかったが気持ちでしっかり投げてくれた」と称賛した。
この日もネット裏にはNPBスカウト陣が集結。阪神は畑山統括スカウトら幹部クラスを含めた4人体制で視察した。ロッテの三家スカウトは「ストレートのキレ、質は一番の魅力。中2日で投げて多少疲労が残っている中で先発として投げてゲームメークして役割果たしているところは素晴らしい。全国の舞台も経験して、ここから秋にかけてどれだけパワーアップしていくか楽しみな選手の一人」と評価した。
