今秋ドラフト候補、大商大・春山 大会1号 明治神宮大会のリベンジ弾「運命ですね」
「全日本大学野球選手権・2回戦、大商大7-0東日本国際大」(10日、神宮球場)
2回戦6試合が行われ、大商大が東日本国際大に7-0で七回コールド勝ちし、準々決勝に進出した。今秋ドラフト候補の春山陽登外野手(4年・敦賀気比)が今大会1号を放ってチームをけん引。日体大、国学院大などもコールド勝ちでベスト8入りした。
高々と舞い上がる白球を見上げて豪快にバットを放り投げる。1-0の五回2死一塁。外角高めの直球をフルスイングで左翼席中段に運んだ。春山が待望の今大会1号2ラン。「家族と(大学選手権に)行くんやったら“忘れ物を取りに行こうよ”と話していた。運命ですね」と白い歯を見せた。
敦賀気比の2年時に明治神宮大会に出場した。同じ左翼方向に打ったが、高さが「30センチ」足りなかった。適時二塁打を放つもチームは敗戦。大学でのリベンジを目標とし、ようやくかなえることができた。
自分だけの力ではない。「監督さんの力を借りました」。以前、富山陽一監督(61)からもらい受けたユニホームのズボンの裾をギュッと握った。1回戦は4打数1安打と思うように打てず、願掛けを込めて履き替えた。「近くにおると思ったら気を抜かれへん」と、心を奮い立たせて結果につなげた。
次戦は昨年優勝校の東北福祉大。プロ注目の猪俣駿太投手(4年・明秀学園日立)との対戦も予想されるが「プロ注、打とうと思います」と気合十分に宣戦布告した。
◆春山 陽登(はるやま・あきと)2004年12月10日生まれ、21歳。奈良県大和高田市出身。177センチ、92キロ。右投げ右打ち。小学1年から高田イーグルスで野球を始め、6年時には阪神ジュニアに選ばれた。高田中では五條シニアでプレー。敦賀気比では2年秋からベンチ入りし、3年春から主将。3年春夏甲子園出場。高校通算18本塁打。大商大では1年秋からリーグ戦に出場し、新チームの主将に就任した。
