楽天 三木肇監督が休養 真夜中の電撃発表 森井球団社長「私の責任」試合後に話し合い双方合意で結論
楽天は10日、成績不振のため三木肇監督(49)が休養し、塩川達也ヘッドコーチ(43)が同日の巨人戦(楽天)から監督代行を務めると発表した。9日の試合後に話し合いの場が持たれ、双方合意の上で結論に至り、日をまたいだ午前1時という異例の時間帯にリリースが出された。楽天モバイル最強パークで取材に応じた森井誠之球団社長(51)が経緯を説明。また塩川監督代行の意向で真喜志康永育成総合コーチ(66)がチーフコーチとしてベンチ入りすることも決まった。
真夜中の電撃発表だった。森井社長は「遅くまで話し合った結果」とし、「監督だけの責任ではない。1年間通して走り切らせてあげられなかったのは私の責任。今、チームを前向きに動かしていく中で、一つ目の決断という形になる」と説明。会見中「私の責任」と何度も口にした。
三木監督は2020年以来の1軍指揮となった昨季は4位。今季は4月18日時点で貯金4とし、首位をうかがう位置に付けた。だが、以降は5連敗と6連敗を2度ずつ繰り返すなど一気に低迷し、5月20日に最下位に転落。9日の敗戦で4連敗となり、借金は今季ワーストの15に膨らんだ。
誤算もあった。メジャーから復帰した前田健は未勝利のまま2軍調整中。昨季遊撃手でベストナインの宗山が開幕前に負傷離脱し、昨季3割、13本塁打のボイト、新外国人マッカスカーも不振。チーム打率・239はリーグ5位で、チーム防御率3・72は同最下位と投打に低迷した。
改善に向けて、さまざまな手を打ってきた。2日には今季不在だったキャプテンに鈴木大が就いた。5日には2軍の青山投手コーチを1軍に、1軍担当の小野寺投手コーチを2軍に配置転換。それでも状態は上向かず。球団を通じて「シーズン中にこのような形となり、大変悔しく、不本意な思い」とコメントした。
球団では18年6月に梨田昌孝監督がシーズン中に辞任し、平石洋介ヘッド兼打撃コーチが監督代行を務めた例がある。
森井社長は塩川監督代行へ「選手たちとコミュニケーション取って思い切りやってほしい」と期待。塩川監督代行は「選手たちが思い切って力を最大限出せるようにすることが自分の役目。前進あるのみで頑張ります」と立て直しを誓った。
◆三木 肇(みき・はじめ)1977年4月25日生まれ、49歳。大阪府出身。現役時代は右投げ両打ちの内野手。上宮から95年度ドラフト1位でヤクルト入団。08年日本ハム移籍後、同年限りで現役引退。通算成績は359試合で打率・195(303打数59安打)2本塁打、14打点。09年から日本ハム、ヤクルト、楽天でコーチを歴任。20年楽天監督。21年から2軍監督を務め、25年から再び楽天監督を務めた。
