大商大・中山 二刀流で逆転星貢献 「1番・二塁」で2安打&七回火消し、九回3者連続K
「全日本大学野球選手権・1回戦、大商大7-4九産大」(8日、神宮球場)
気迫の投球で試合を締めた。投打二刀流の大商大・中山優月投手(4年・智弁学園)が二塁手と投手を務めてチームを勢いづけた。「全員で全国で勝つためにやってきたので、その気持ちが自然に表れた」とうなずいた。
「1番・二塁」で先発し、2安打で得点に絡んだ中山は七回、同点に追いつかれてなお2死満塁のピンチでマウンドへ。直球と変化球を織り交ぜて空振り三振を奪い、拳を握りしめて喜んだ。味方の援護をもらった直後の八回を1失点で切り抜けると、九回はこの日最速の148キロを記録して3者連続三振を奪った。
投打で活躍を見せる中山だが「自分のことだけ考えれば絞った方がいいんじゃないか」と周囲から言われることもあった。それでも「チームが日本一になるためにできることは全部やる」と二刀流での成長を続ける。
「(二刀流は)意気に感じるというか、幸せなこと。(大谷翔平は)成功している世界一の選手。まだ目標って言えるレベルでもないので、いずれは追いつけたら」と言葉に力を込めた。
◆中山 優月(なかやま・ゆづき)2005年8月21日生まれ、20歳。兵庫県洲本市出身。176センチ、76キロ。右投げ左打ち。智弁学園では1年秋にベンチ入り。23年のU18W杯に高校日本代表で出場し、投打で初優勝に貢献。大商大では1年春にリーグ戦に初出場し、2年秋に大学初本塁打。直球の最速152キロ。
