国学院大・大谷 ここぞの一発魅力 リーグ新21発打線で存在感

 第75回全日本大学野球選手権大会(神宮、東京ド)が8日に開幕する。世代の頂点をかけて、27大学が熱戦を展開。今回の「アマ野球のせかい」では、全国のリーグを勝ち上がったチームの注目選手を担当記者が紹介する。

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 快進撃が止まらない。東都大学野球の国学院大は今春リーグ戦では“今秋ドラフト候補”と称される選手がいない中、「新・国学院」のチームスローガンの下で数々の記録を積み上げた。

 まず圧倒的だったのは本塁打の数だ。1997年に青学大が樹立したシーズン17本塁打を大きく上回り、最多の21本塁打を記録。14試合のうち一発が出なかったのは4月15日・立正大戦のわずか1試合のみ。1番から9番までどこからでも本塁打が出る“恐怖の打線”で打ち勝った。

 中でも指名打者としてベストナインに選出された大谷汰一外野手(2年・天理)は3本塁打ながらここぞの場面で本領を発揮。97年の青学大に並ぶシーズン最多17本塁打目となった亜大戦でのV弾や、青学大との首位攻防戦でサヨナラ3ランを放つなど、記録にも記憶にも残るアーチをかけた。

 不動の1番・緒方漣(3年・横浜)は打率・432、2本塁打の活躍で最高殊勲選手に首位打者、遊撃手としてベストナインに選出。中井遥次郎投手(2年・中京大中京)は9試合で4勝0敗、防御率1・23と最優秀防御率を獲得と攻守で頼もしいメンバーがそろう。

 チームは7季連続Vがかかった青学大戦でも猛攻を見せ撃破。2連勝で7季ぶり5度目の優勝を果たした。「選手たちは対応力が付いてきているので、そこを信じて送り出したい」と鳥山泰孝監督(50)。大舞台での戦いぶりにも注目だ。

 ◆大谷 汰一(おおたに・たいち)2006年6月15日、19歳。大阪府出身。185センチ、90キロ。左投げ左打ち。北花田タイガーから中学時代は住吉ボーイズに所属し天理へ進学。大学では1年春に公式戦デビュー。趣味は音楽鑑賞。好きな芸能人は広瀬すず。好きなお弁当は唐揚げ弁当。尊敬するプロ野球選手は中日・上林誠知。

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