報徳16年ぶり春の近畿王者 智弁和歌山との打撃戦制す 九回主将の山田が満塁弾
「高校野球春季近畿大会・決勝、報徳学園11-10智弁和歌山」(31日、わかさスタジアム京都)
決勝が行われ、報徳学園(兵庫)が智弁和歌山に11-10で競り勝ち、16年ぶり2度目の優勝を果たした。二回に4点を先制し、三回に2点、四回に1点を追加。九回には主将の山田瑛太外野手(3年)が満塁本塁打を放った。その裏に5点を失ったが際どく逃げ切った。兵庫県勢は4季連続で近畿大会を制した。
猛追を振り切った。優勝の立役者は主将の山田だ。2点リードの九回1死満塁。「自分が1点は絶対取ってやる」と打席へ。智弁和歌山の3番手・久葉の内角直球を振り抜いた。打球は左翼フェンスを越えるグランドスラム。「みんながつないでくれた。自分一人だけの結果ではない」。なんとこれが公式戦1号。九回に1点差まで追い上げられたが、この一本があったから勝ち切れた。
主将だが、これまでベンチスタートの試合が多かった。「今まで自分が引っ張ってチームを勝たせることがあまりなかったので、自分がなんとしても優勝を導きたいという気持ちで戦っていた」。この日は「8番・左翼」でスタメン出場。決勝という大舞台で、主将の意地をバットに乗せた。
チームにとって夏につながる優勝になった。昨年は秋季兵庫大会準々決勝で東洋大姫路に敗戦。大角健二監督(46)は「秋からこの春先の練習試合にかけて非常に苦しんだが、やればできるということを感じてくれたのでは」と話した。この優勝を弾みに、今度は2年ぶりの甲子園出場をつかみにいく。
