ヤクルト・塩見 2年ぶり復帰マルチ2打点「久々1軍でタイムリー出てホッとしてます」阪神とセ30勝一番乗り

 「楽天7-8ヤクルト」(30日、楽天モバイル最強パーク宮城)

 故障から復帰した新たなピースが躍動した。ヤクルト・塩見泰隆外野手が「5番・右翼」で今季初出場し、2安打2打点をマークして2連勝に貢献。昨年4月に左膝前十字靱帯の手術を受けるなど、長いリハビリを乗り越えてきた苦労人。1軍でのプレーは2024年5月11日以来2年ぶりだ。「やっと帰ってきた。本当に最高の形でスタートを切れた」と充実感をにじませた。

 四回の左線二塁打は749日ぶりの安打。五回には3点を先取し、なおも2死二、三塁の場面で、しぶとく2点中前打を放った。「久々の1軍でタイムリーが出てホッとしてます」。打点と複数安打は754日ぶりだ。ベテランの貴重な一打もあり難敵・早川を攻略し、打線が波に乗った。

 運命の巡り合わせかもしれない。塩見は馬力があるプレーが魅力で快足も武器。登場曲にはJRAの「G1ファンファーレ」を使う。今季1軍初昇格を果たした29日には池山監督が、「みんなからは『よくダービーの前に上がってきたなって』」と笑顔で明かした。不思議な縁に導かれ、日本ダービー前に復帰して存在感を示した。

 ツバメ軍団は阪神とともにセ・リーグ30勝一番乗りを果たした。「区切りとしてね。勝ち星を積み上げてきていい結果(になっている)」と指揮官。走り続けて勢いを加速させ、同率首位で並ぶ虎に食らい付いていく。

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