早大 帰国子女の霜が公式戦デビューで先頭打者弾! 小宮山監督ニンマリ「フェンスを越えるとは思ってなかった」

 「東京六大学野球、早大1-8慶大」(30日、神宮球場)

 慶大が早大を打ち崩して23年秋以来の優勝に王手をかけた。早大は公式戦初出場の霜結太外野手(2年・マクレーン)が「1番・左翼」に抜てきされ、初回に先頭打者弾を放った。

 伝統の一戦で神宮の空にアーチをかけた。前日にスタメンを伝えられた霜は「やるしかない」と打席へ。慶大・渡辺和(4年・高松商)の直球攻めを受けながらもうまく捉えて左翼スタンドへ放り込み先制ソロとした。

 高校まで海外で過ごした霜はたどたどしい日本語で取材に応じた。「監督さんがチャンスをくれて、日本の初公式戦が早慶戦で。思いっきり振って飛んで、いい感じでした」と照れ笑いを浮かべた。

 両親は日本人だがともに大学から渡米し、現地で就職したため実家はアメリカにあると言う。スポーツ推薦しか野球部に入部できないことから、「日本に行って自分の技術を試したい」と早大野球部への入学を決断した。応援風景には「びっくりっていうか、ワクワクして楽しかった。応援のおかげで集中できる感覚もあった」とにこやかに話した。

 「(ここまで)あまりにも打線が機能していなかったので」と霜を送り込んだ小宮山監督も思わず力強いガッツポーズ。「誰も打つと思ってない。フェンスを越えるとはちょっと思ってなかった」と予想以上の活躍ににんまりだ。ただ試合は敗戦し、「連敗は止めないといけない」と天覧試合となる次戦へ意気込んだ。

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