岡田彰布氏「1球で終わってしまう」原辰徳監督「いい打者はストライクゾーンを小さくできる」V経験監督2人が終盤の好機で三振の巨人2選手に指摘
「巨人4-7阪神」(22日、東京ドーム)
日本テレビのプロ野球生中継「DRAMATIC BASEBALL 2026巨人×阪神」で、前阪神監督の岡田彰布オーナ付顧問と前巨人監督の原辰徳氏が、解説で初共演。勝敗を分けるポイントの1つが、八回裏の巨人の攻撃だった。
巨人は四回までに0-7だったが、六回に1点、七回に3点をかえし、4-7で八回を迎えた。
この回から阪神が投入したドリスに対して、先頭のダルベックは四球を選ぶ。続く岸田は遊ゴロ。タイミングにも余裕があり、完全に併殺かと思われたが、二塁ベースを踏んだセカンド・中野が一塁へまさかの悪送球。一塁に走者が残った。
岡田氏は名手のミスに「どうしたんかなあ。痛いなこれは」と話し、「ポイントになるね、ここ」と発言した。さらに代打・大城が中前打でつないで一発が出れば同点の場面ができた。「見えないエラーなんよね。ランナーが一塁に残って二塁に進まなかったからエラーはつかないけど」と記録に残らないミスが与える影響を危惧した。
しかし、ここから巨人は若手打者の気合が空回りしてしまう。
増田陸はカウント2-1からの4球目、真ん中低めのボール球のスプリットを空振り。原氏は「あぁー!ストライクか?」と話し、岡田氏は「ボール、ボール。強引になるようなカウントだから。俺は結構、サインを出したりしたね。ランナー一塁で右打ちのサインを出したりね、なら強引にならないでしょう」と話した。
カウント3-1にできたところが、2-2となり、続く5球目は外角低めいっぱいへの直球。ボール気味だったが、ストライクを取られて見逃し三振となった。打席で悔やむ増田陸に対して「その前のボールを振ってるから、そういうこと。なんぼボールや、言うてもダメ。その前のボールを見逃せっていうことになる」と指摘し、原氏も「つながるんですよね」と同調した。岡田氏は「つながる。あの(4球目の)1球で終わってしまうんよ。(カウント)3-1が2-2だもん」と話した。
原監督はさらに「いいバッターというのはストライクゾーンを小さくできる。でも、強引にいってしまったわけですね。(打てるボールが)くるもんだ、っていうね」と冷静さの必要性を説いた。
さらに続く佐々木も初球の外角低め、ボール球のスプリットを空振りしてしまう。岡田氏は「大事な場面の選球眼(が大切)やね。今の初球もそう。さっきから見送ったら4球連続ボール気味だもんね、結局。だから『打ちたい、打ちたい』の強引はダメなんよ。だから、(2023年に)僕は球団にフォアボールの査定を増やしてくれっていったんよ。フォアボールもヒットと同じ査定にしてくれって」とも話した。
結果的にこの回に1点も奪えなかった巨人が、伝統の一戦3連戦の初戦を落とした。
