巨人・戸郷 苦難乗り越え待望の今季初勝利で7連勝 115球7回0封 心ないコメントにも「それがジャイアンツの宿命」

 「ヤクルト0-2巨人」(19日、ヨークいわきスタジアム)

 ずっとかかっていたもやが晴れたような気がした。巨人・戸郷翔征投手が少しだけ表情を緩ませる。7回5安打無失点、115球の力投でつかんだ待望の今季初勝利だ。「いろいろな思いを持ちながらマウンドに上がっているので、それが一つでも二つでも晴れたような気持ちになる」。ようやく勝った。

 ヤマ場は三回だ。1死満塁のピンチで迎えたクリーンアップとの対戦。ギアを上げた。内山を152キロの速球に変化球を織り交ぜて空振り三振に切って取ると、増田は中飛に打ち取った。難所を無失点で切り抜け、一気にテンポアップ。「今までたくさん迷惑かけた。1イニングでも長く、1球でも多くというのは思っていた」。強い気持ちで右腕を振った。

 打たれるたびに心ないコメント、ダイレクトメッセージが届いた。だが、戸郷はあえてその一つ一つに目を通した。「その分、期待が大きいということだし、それがジャイアンツの宿命だと思っている。僕も覚悟しているし、菅野智之っていう姿を見ているから」。昨年12月、釣り番組の撮影で再会。「撮影を忘れて2時間くらい、いろいろな話をした」と振り返り「まだオレが味わった苦しみには到達しない」と背中を押された。

 空っぽだった引き出しに、一つずつ経験と自信を詰めていった。試行錯誤に終わりはない。「あの試合がよかっただけじゃダメなんで、続けていきたいなと思う」。何度でも苦難は乗り越えていける。これは始まりの1勝だ。

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