東大9年ぶり勝ち点 春は97年以来29年ぶり 3安打の明石「次は最下位脱出」
「東京六大学野球、東大8-5法大」(10日、神宮球場)
第5週の2回戦2試合が行われ、東大と立大が2連勝で勝ち点を挙げた。東大は法大を8-5で破り2017年秋の法大戦以来、9年ぶりの勝ち点。春季リーグの勝ち点は1997年の立大戦以来、29年ぶり。明石健捕手(4年・渋谷教育幕張)が3安打でけん引した。立大は18安打と打線が爆発し早大に快勝した。
ベンチからナインが飛び出し、スタンドは応援団が大盛り上がりで神宮を熱気に包んだ。9年ぶりの勝ち点。東大がチームスローガンの“勝撃(しょうげき)”を体現した。大久保裕監督(68)は「長かったですね、9年かかった。一応の目標は達成できたので安心。最後なんとか逃げ切って、いつも大敗の中でも応援してくれる応援団になんとか報いることができたかな」と感慨深げに話した。
連日の活躍でけん引したのは、3安打の明石だ。0-2の二回は三塁打で出塁し得点につなげ、五回は左前打。六回にも安打を放った。前日の1回戦は同点ソロを放ち、先発マスクで勝利に導いていた。2点を追う三回には長谷川の左翼への同点2ランなど、着実に得点を積み上げた。
今オフは練習メニューの内容を変え、マシンを160キロの速さに設定するなどチームで速球対策。さらに“体重増量計画”も実施した。筋トレを行い、毎週の体重と太もも、腹部、上腕、前腕の周囲径の測定を義務づけた。部員全体が増量に成功し、明石も6キロ増の79キロに。「打球がよく飛ぶようになった」と打撃力アップを実感した。
「神宮球場に“勝撃”を与えられたんじゃないかな。次は『最下位脱出』でいきたい」と指揮官。東大野球を見せつけ、次の目標を目指す。
